Newsletter 01から


 ## 日本ローエル協会をつくりませんか
 アメリカの天文学者、Percival Lowell(1855−1916)は自分の天文台をつくって火星観測にはげみ、火星人騒動を巻き起こしたことで有名です。また、その天文台で冥王星が発見されました。ローエル天文台は今も活躍し続けています。
 このローエル氏は日本とも深い関係にあります。彼は二十八歳から三十八歳まで日本人の研究に熱中していた当時のジャパノロジーの大家でした。小説家の小泉八雲や大森貝塚発掘者として知られるモースなど、明治の有名文化人との交流もあった関係で、ローエル氏の日本時代の行動は、さまざまな研究者の努力で、次第に判明してきました。
 しかし、そうしたせっかくの成果も体系的にまとめないと役に立たず、もったいないものです。それにはローエル氏に興味を持っている人同士が連絡しあい、それぞれの成果を相互に利用しあえれば、すばらしいものになります。そこで、そのような交流の場として日本ローエル協会をつくろうという話が、ローエルが訪れた能登半島の穴水町でかつて進んでいましたが、残念ながら、その後、立ち消えになってしまいました。
 そこで、私たちは、あらためて有志の連絡情報交換の場や集まりをつくることを提案いたします。当面、実際に行うことは、情報交換紙「ニュースレター」を発行することぐらいでしょう。ローエル氏のさまざまな側面に関心のある者同士で議論し、これからの事業を決めて行ければどうでしょうか。
 そのための事務局は杏林大学に置き、運営は有志のカンパで行います。関心のある方は連絡ください。
                    1997年11月1日
                              
              東京都八王子市宮下町
              杏林大学保健学部 日本ローエル協会準備事務局
                       横尾広光             
              Preparatroy committee Lowell Society of Japan

              Hiromitsu Yokoo, School of Health Science,
Kyorin University
Miyashita,Hachioji,Tokyo 192 JAPAN


 ## 小泉八雲のローエル宛の書簡をローエル天文台で探す
 小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)とローエルは盛んに文通をしていたことが知られている。しかし、ハーン宛のローエルの手紙は小泉八雲全集に収められているのに、ローエル宛のハーンの手紙は不明になっている。
 1993年8月23日にアリゾナ州フラグスタッフのローエル天文台のアーカイブ(文書保存庫)を訪れて、ハーンの手紙類を調査した。ローエルが受け取った手紙はよく整理されていて、パソコンにリストしてあった。しかし、ハーンからの手紙は見つからなかった。ボストンの財団のほうも調べてみてはどうかと助言された。天文台には天文関係のものしか残っていないようであった。(横尾広光)


 ## 「オカルト・ジャパン」の抄訳開始
  パーシヴァル・ローエルの「オカルト・ジャパン」について(第一報)
          杏林大学研究報告(教養部門、1997)(平岡厚、横尾広光)


 ## Percival Lowell 関連年表


 ## 米ミシガン州カラマズー大のD・シュトラウス教授、ローエル伝記執筆へ 
                平成四年(1992)9月20日付北國新聞